仕組債

仕組債とは?

仕組債は、一般的な債券にはない特別な「仕組み」を持つ債券です。特別な「仕組み」とはデリバティブを利用することによりお客さまのニーズにあったキャッシュフローをつくる構造のことをいい、「一般的な債券」に「デリバティブ」を組み込んだものが仕組債と呼ばれています。

※デリバティブには、変動金利と固定金利や円と外貨の交換をするスワップのほか、将来にあらかじめ決めた価格で売買する権利を取引するオプションなどがあります。

一般的な債券との違いを確認しましょう。

<一般的な債券>

一般的な債券は、あらかじめお金が返還される期日である償還日が決められていて、原則、その償還日を迎えると額面金額が戻ってきます。

<仕組債>

仕組債は、特別な「仕組み」であるスワップやオプションなどのデリバティブを利用して、利金(クーポン)や償還価格、償還期限等を比較的自由に設定できるようにした債券です。
仕組債の商品の内容は、利用している特別な「仕組み」の条件により、償還金額等が変動して大幅な損失が生じるおそれがあり、そのリスクをお客さまにご負担していただく代わりに相対的に高い利回りの設定を目指しています。

当社で取扱った複雑な仕組債のリスク・リターン実績

本資料は重要情報シート(仕組債)の一部です。情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

※今後販売を予定していないものは対象外として開示しております。

当社で取扱った複雑な仕組債のリスク・リターン実績(2025年3月末現在)

ご留意事項

  • ぐんぎん証券で取扱う商品は預金ではなく、預金保険制度の対象ではありません。また、ぐんぎん証券が元本を保証するものではありません。
  • 一般的な債券や仕組債のご購入にあたっては、購入対価のみお支払いいただきます。
  • 仕組債の商品の内容、リスク等につきましては販売用資料、目論見書、契約締結前交付書面などでご確認ください。

一般的な債券に共通するリスクは以下のとおりです。

  • 信用リスク:発行者の倒産などによって債券の利払いや元本の償還が履行されなくなるリスクがあります。
  • 価格変動リスク:満期償還まで保有せずに債券を途中売却する場合に、市場価格での売却価格になります。その場合には市場価格の状況によっては売却価格が購入価格を下回り損失が発生する場合があります。
  • 為替変動リスク:外貨建て債券の場合、当該外貨の為替レートの変動によって為替差損が発生する場合があります。例えば債券を途中で売却する場合に、購入時と売却時の為替レートの差額や、満期償還の場合、償還時の為替レートと購入時の為替レートとの差額がマイナスとなることがあります。
  • 流動性リスク:債券の流通市場がない場合や、市場環境の変化により流動性(換金性)が著しく低くなった場合などにおいては債券を売却できない可能性があります。

仕組債の特有のリスクは以下のとおりです。

  • 複雑な仕組債は投資初心者向けの商品ではなく、長期の安定的な資産形成に適した商品ではありません。
  • あらかじめ定められた参照指標に基づき利金(クーポン)が決定される複雑な仕組債は、当該参照指標の変動により利金(クーポン)が減少するおそれがあります。
  • あらかじめ定められた参照指標に基づき償還金額が決定される複雑な仕組債は、当該参照指標の変動により償還金額が変動することで、お客さまが受け取る償還金に大幅な損失が生じるおそれがあります。
  • 仕組債に組み込まれたデリバティブについてデフォルト(債務不履行)事由が発生した場合にも、損失が生じるおそれがあります。

上記以外にも、仕組債の商品性によっては、参照指標(株価、株価指数、金利、為替、商品(コモディティ)価格等)等の変動により、お客さまが受け取る償還金に差損が発生したり、償還金の支払に代えて株式などの有価証券の受け渡しにより償還される場合があります。